こんにちは(`・ω・´)ノシ
当ブログでは、イヤホンの設計の次に研究しているのが”シェルの研磨”なんです。
私自身、模型製作が趣味というだけあって、樹脂の加工に没頭してしまう事が多々ございます(>_<)
折角自作したイヤホンな訳ですから、外見上も見栄え良くしたいものです(*´ω`*)
前回は、こんなモノなど使って艶出しをしましたが、これにプラスアルファで研磨していこうと思います。
また今回は、簡単に艶出しまでする処理方法と、それでも傷が目立ってしまう場合の処理方法の二つを記していこうと思います(`・ω・´)ノシ
①簡単な傷消し
簡単といっても、手間がそんなに掛からないと言う意味でして、コンパウンド等必要な部材が御座いますのでご注意ください!
◎使用する部材
①スポンジ研磨(#1000・#1500・#2000・#3000):各¥302(お店によります)
②タミヤコンパウンド(粗目):¥400(お店によります)
③マイスター フィニッシング コンパウンド プレミアム(超微粒子):¥1,080(定価)
①は傷消しとして使用するヤスリ。これだけあればある程度は目立たなくする事が出来ると思います。
②は超有名コンパウンド。価格も安く、模型店、量販店など取り扱いも様々。
③は今回が”お初”で使用します。とある”プロモデラー”さんが愛用しているとの事。同シリーズで”ポリッシング”というモノもありますが、今回は”フィニッシング”のみ使用します。
これの代用として、前回紹介した”ポリアート研磨剤”や”液体研磨剤SEK-5”を使用しても良いと思いました(実際試してもみました)
シェルに擦り傷を付ける(ヤスリ#3000)
適当に擦り傷を入れてみる。
タミヤコンパウンド(粗目)で研磨
この時点でそこそこ艶は出ていますが、よく観察すると細かい擦り傷が・・・。
マイスターフィニッシングで研磨
更に擦り傷が減り、艶が出てきました。
あまり気になさらない方なら、この時点でも十分だと思います。
ただ、”マイスター”というコンパウンドが”容量的”に少しお高く、販売しているお店も少ない(Amazonかメーカー直販)為、あまりお勧め致しません(とても良質のコンパウンドだけに残念です)
個人的にはコスパも含め、前述の”液体研磨剤SEK-5”の方が良いかなぁ?と思います(大体¥400~500くらい)
研磨は”根気”がいる作業です(>_<)
私の場合、1~2時間くらいは普通に研磨しています(´Д⊂ヽもしかしたらこれでも短いくらいかもしれません。
それでも消せない傷というモノもあります。それが”磨き傷、または研磨傷”です( ;∀;)
↓光に当てると良く見えます(´Д⊂ヽ
こちらは研磨実験用のレジン(369樹脂)塊です(スライム風)
私の場合、コレ(研磨傷)が気になるのです(´Д⊂ヽ
特に目立つのは”平面”ですね・・・。
では根気よく研磨してみましょう(`・ω・´)ノシ
まず全体を#3000のヤスリで研磨。
軽くタミヤコンパウンド(粗目)で研磨。
液体研磨剤SEK-5を使用します(SEK-5使用前)
SEK-5使用後
ここで終わると”研磨傷”は残ったままですので、追加作業をします。
今回使用する部材はこちら↓
3M ハード・2-Lコンパウンド超微粒子(品番:5985)
まさかの”カー用品”です(`・ω・´)ノシ
しかもポリッシャー用なので、”デカい(750ml)”です。(因みに少量販売は”オフィシャルでは”していません・・・。)
こちらはちょっと前(2年位前)に何かに使えるかな?と買って置いたモノです。(改めて研磨剤好きなんですね・・・。)
こちらをリューターを用いて研磨したところ・・・。
こんな感じに仕上がりました(*´ω`*)
しかしここまで磨き上げると、ちょっとしたウエスで磨いても”傷”がつきます。
これ以上は気にしてはいけないという事ですね!
今回登場しなかった”NXT”ですが、相変わらずお気に入りでして、今記事で組み込むとしたら、”タミヤコンパウンド”の役割に当てはまるかな?と思います(`・ω・´)ノシ NXTは入手し難いので、今回はタミヤコンパウンドで代用しました。
また、ここまで解説をしておいてこんな事を書く事に抵抗はありますが、研磨自体時間と多少の経験が必要となりますので、時短を優先すると”コーティング”で済ませるのも、良いかと思います。(一部のカスタムイヤホンメーカーでもコーティングで仕上げてますよね)
無理せず、時間に余裕があるときにチャレンジ!でも良いと思います(*´ω`*)
この記事で、少しでもシェル研磨の参考(興味)になりましたら幸いに思います(*´ω`*)
今回はこの辺で!
それではありがとうございました(`・ω・´)ノシ