少し古い冷蔵庫の修理(スゲー頑張ってくれてます!)
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少し古い冷蔵庫の修理(スゲー頑張ってくれてます!)

こんにちは(`・ω・´)ノシ

一月という事で、今年も始まったのですが・・・。

実は、大晦日の朝から我が家ではひと騒動があったんです(;´Д`)

「冷蔵庫の冷えが悪いんだけど・・・。」

第一報はこんな感じでした。

早朝、”(自分の)まだエンジンが掛かってない”状態だったので、ボヤっとした感じで、

”そりゃ困ったね・・・。”(´・ω・`)

って感じでした。

※即興、速攻で状況確認と作業を実行しましたので、写真などのモノは非常に少なくなっておりますのでご了承ください。

※冷蔵庫には大抵、修理作業者の為に配線図が付属しています。冷蔵庫にもよりますが、

メンテナンスパネル(冷蔵庫裏)に張ってあったりします。

それを参照する事が前提となります。

※また、メンテナンス(修理補修)は個人で行わず、必ず家電専門の技術者に依頼をして行う様にしましょう。

①状況確認

まずは冷蔵庫、冷凍庫の室温の確認です。

◎冷凍庫:十分冷えています(冷気を感じ、冷凍品は自然解凍していない)
◎冷蔵庫:確かにあまり冷えていない(温度計測:15℃・・・。)
◎野菜室:同上

うちで使用している冷蔵庫は、少し古いタイプで、冷蔵庫の部屋が3つ

上から冷凍庫、冷蔵庫、野菜室の順になってます。

冷却の仕組みは、冷凍庫の冷却器を冷やして冷気を作り、その冷気がその下の冷蔵庫に降りて冷蔵庫内を冷やす。以下野菜室も同様。

冷凍庫が十分冷えてる場合、冷却器等の故障は考えにくい。(と言うかほぼ無い)

冷凍庫で作られる冷気が冷蔵庫以下に降りてこない要因を取り除く必要があります。

ここでよくある事例は、冷却器の霜が固まり過ぎて冷気の通路を塞いでいる。

これは単純に状況であり故障個所の断定ではありません。

まずは冷却器の霜を完全に溶かして落としましょう!

解凍完了😀

冷却器のフィンが隠れるくらいの霜が固まっていて、なかなか大変でしたが、ここで手を抜くとまずいのでとことん溶かします!

ここで注意!!

冷却器の霜を溶かす際、温度ヒューズ霜取りバイメタルという部品(配線図で確認出来ます)がありますが、それらの部品は加熱しない様にしましょう。

場合によっては上記の部品が壊れてしまう場合がありますのでご注意ください!!

冷却器の霜はどうして固まり過ぎたのか?

どうして冷却器の霜は通路を埋めるほど詰まってしまったのか?

通路部分の霜をドライヤなどで溶かしても、それは一時的な処置に過ぎず、数日で症状は再発する。

とにかく原因になっている故障個所を特定する必要があります。

通常は冷却器に霜が付いたらどうやって除去しているか?

通常の動作では、一定の時間の経過で冷却器に隣接しているヒーター(電熱線)によって溶解されます。

ということは、ヒーター(電熱線)が正常に稼働していないという事になります。

旧型の冷蔵庫の構造は非常にシンプルな構造なのです。

ヒーターが稼働しない原因

ヒーターが稼働しない原因は、以下の通りと推測できます。

①ヒーター自体の故障

②ヒーターを経由する回路の不良

と、こんなところでしょうか?

①のヒーターの故障は、マルチメータでチェックできます。

ヒーターの両端で抵抗値の測定で確認します。

抵抗値が既定の数値(付属の配線図に記載されてます)である場合はOK。

マルチメータがオープン(抵抗値無し)の場合、ヒーターの不良又はヒーター付属の配線の不良。

大体は②の問題が多い様です。

実は過去にも今回の冷蔵庫、同様のトラブルがありまして、冷却器をドライヤで霜を解凍して使用していましたが数日後に症状が再発(そもそも根本的な修理をしていないので再発して当たり前)して再度修理した経緯があった訳です。

という事で今回の内容は取っ付き易い故障なのですが・・・。

因みに前回は”霜取りタイマー”なる部品の不良でした。

この手の故障では一番の原因がこの”霜取りタイマー”だったりします。

ただ厄介なのが、現在の冷凍冷蔵庫には使用されていない為、入手が困難なのです。

現在入手できるのは、”AC200~240V仕様”のモノです。

単純に海外仕様のモノですね・・・。

入手先は、Amazon、Aliexpressなどがあります。

同形状のモノであれば、モータ以外の部品取り(ギヤ、可動接点等)として所有していても良いかもしれません。

という事で後日(修理完了後)、Aliexpressにて購入しました。↓

モータ以外の修理用として、今のうち入手

冷蔵庫用霜取りタイマー

くどい様ですが、↑今回の修理には使用していません(今後のメンテ用)

国内仕様の霜取りタイマーは”AC100V仕様”です。

前回の修理の経験から、真っ先に疑ったのが”霜取りタイマー”

早速分解です。

ギヤの組み合わせを写真で撮りながらバラします。

そしてここが・・・。

モータに直結しているピニオンギヤ(樹脂製)

上記のピニオンギヤと大きい方のギヤの歯欠けが多い(前回の原因)のですが、ギヤ欠け見当たらない・・・。(´・ω・)

こりゃ参った(;´Д`)

ここで改めて霜取りタイマーの他の部位をチェックしてみます。

全てのギヤは歯欠け無し。

残るは可動接点・・・。(´・ω・)

この3枚の板バネの様な部分が”可動接点”。

左の写真の黒い大きなギヤが回転し、角度によって接点を付けたり外したりします。

チェックとしては、黒いギヤを回して接点が付いている時、導通があるか?確認をマルチメータで計測します。

導通が無い・・・。(;´・ω・)

不良メカニカルリレーあるあるだった。

取り敢えず接点の清掃と軽く研磨

再度マルチメータで導通検査・・・。

導通OK!(`・ω・´)ノシ

ギヤを組み込んで完了。冷蔵庫に取り付けて様子見・・・。

冷蔵庫が大体5~6℃が正常な温度なのですが、その温度になるまでにおおよそ1日掛かりました。

数日おきに”霜取り受け皿”を確認して、水が溜まっている事を確認出来たら霜取りタイマー、ヒーター共に正常稼働していると判断して良いと思います。

どうでもいいのですが・・・。

大晦日に勘弁してくれ・・・。🥺

でも無事に直って良かった!まだまだ頑張ってくれよ(`・ω・´)ノシ

今回はこの辺で!

それではありがとうございました(`・ω・´)ノ

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