こんにちは(`・ω・´)ノシ
ユニバーサルイヤホン用シェルを作ってみよう!と行動開始して約一週間が過ぎました。そしてやっと完成に至りましたので順を追って記したいと思っています。少し長くなると思いますがお付き合いの程よろしくお願いします(`・ω・´)ノシ
①シェルの複製
前回製作した原型を使用して、”シェルの複製”を作ります。
使用する機材(材料)は以下の通り(`・ω・´)
・メス型(アガー)
・UV照射機(自作)→こちらの記事で製作工程が記してますので良かったどうぞ(`・ω・´)
・369樹脂(光硬化樹脂)
今回は2組のシェル(予備、硬化計測含む)を複製しました。もしものトラブルの為の”予備”としてと、”硬化時間の計測”という事ですが・・・。
もしもの予備としてはさておき、硬化時間の計測ではこんな感じに確認が出来ました。
シェルのカラーは”クリヤのスモークグリーン”にしてみました。色付きですが”クリヤ”なので無色よりは若干プラスといったところかと思いますが・・・。
照射時間は、上の写真で左が”10分”、右が”5分”です。強度的にはどちらも十分かと思いますが倍の時間(半分の時間)でこんな差(厚み)となりました。
※私の機材、製作環境によるものですので参考程度にどうぞ(´・ω・)
シェルの内側の硬化も行います(´・ω・)。粘土に挿して4つ纏めて硬化します。
②シェルの加工処理
上の写真は左が”表面処理前”、右が”研磨後”の比較写真です。原型がツヤツヤで作っても研磨は必要です。ただ、原型をツヤツヤで作っていれば研磨の工程が非常に楽なので原型の製作は手が抜けないですね(´・ω・`)
勿論左右研磨します(´・ω・)
上の写真で致命的な事に気付きませんか?
そう、カナル部分が埋まっているんです!当然ですよね・・・。(そりゃそうだ)
この製作方法ではどうしてもこうなってしまいます(´・ω・)今後はこちら(カナル部分)をアルミ(またはステンレス)パイプにする予定です。絶対その方が楽です!!
という訳でリューターで掘って掘って整えて・・・。↓こんな感じになりました。
作業自体そこまで難しくないのですが、シェルの予備を複製していた理由は”この加工ミス”に備えるものだったんです(´・ω・)
でも無事ミスする事も無く、左右加工出来ました。
以上が”ユニバーサルシェルの製作工程”となります(`・ω・´)ノシ
引き続き、これよりオリジナルイヤホンの製作に進みます。
③ドライバ、音導管の配置~周波数測定
イヤホン構成はオリジナルイヤホン(4BA)です。
ドライバの設置はシェルのスペース的に余裕が出来ましたので、当初は上の写真の様にドライバを纏めて固定しようとしていましたが止めました(´・ω・)
また今回製作したシェルではあと2~3個位ドライバが追加出来そうです(*'ω'*)余裕ができたらチャレンジしてみようかと思います!
音導管は外形2.3mmがギリギリ3本入りました。あまり余裕が無い事からもカナル部分は”アルミパイプ”にするべきでは?と思っております。
シェル内へユニット類を収めましたら仮に蓋を閉めて”周波数の測定”を行います(`・ω・´)特に問題が無かったため蓋閉めとなりました。
④完成(*´ω`*)
UVラッカーでコーティングし、完了となります(`・ω・´)ノシ
イヤーピースの選択は”TF10Pro”から愛用の3段フランジ(モンスターケーブル MH-IE-3L)を使用。装着感は問題無し。カナル部分が少し長くしている為、しっかり入りイヤーピースも手伝って密着度が非常に高く出来ました。
ひと通り完成をみましたので、こちらのイヤホンはこれよりエージングを行いたいと思います。音の変化がどの様に進むかも興味のあるところですのでとても楽しみです(*'ω'*)
今回も長くなりましたが以上となります。
それではありがとうございました(`・ω・´)ノシ