こんにちは(`・ω・´)ノシ
前回では軽くレビューをアップしましたが、その記事での宣言通り、早速分解してみましたので記してみようと思います。
では始めましょう(`・ω・´)ノシ
以前殻開けに使用した工具(ほぼ同等品)を用意します(`・ω・´)今回は写真にはありませんがニッパー、ピンセットを用意。
SE535を分解した要領で作業は進行していたのですが、”接着剤剥がし剤”が思うように発揮せず、仕方ないのでフェイス部分よりニッパーで開けてみました。
ネットワーク基板も考慮しながら慎重に(´Д⊂ヽ
フェイス部分を除くとネットワーク基板が確認できます。筐体から出ている3本の支柱にネットワーク基板をはめ込み更に”ホットボンド”で固定していました。ホットボンドを除去し、無理な力を掛けずに持ち上げる様にすると外れます(´・ω・)
ネットワーク基板が外れた写真では、真ん中に”10ΦDD”、”4基のBA”が確認出来ます。なんか怪しい乳白色の物体で固定されてます・・・。(;´・ω・)
カナル部分を切り離してみました。リューターで切り離せばもっと綺麗な断面が確認出来るのですが、樹脂が粒子状になった場合ドライバ類に悪影響を与えかねない為ニッパーで破壊しました。見難いので申し訳ないのですがカナル中央の黒っぽく見える部分が”仕切り”になっており、上の空洞部分が”DDの音導”、下の左右の空洞部分が”BAの音導”となります。
早速ドライバ類を取り出したいのですが、ここで問題が・・・。(;´・ω・)
先程記した”怪しい乳白色の物体”が少々厄介でして、接着剤かホットボンド的なモノを想像していたのですがこれが”トリモチ”の様な物体なんですね・・・。(;´・ω・)先程の写真(ドライバ類のお尻が見えてる状態)からピンセットで丁寧に除去してもドライバの隅々(スパウト以外)まで塗り込まれており結局”全壊”となりました(´Д⊂ヽ
表側に面したBAユニットの部分を筐体側面を破壊して取り出し、次に隣のBAユニットという順番で破壊しながら取り出します。
そして最後にたどり着いたのがこちら↓
DDユニットにも”トリモチ”がふんだんに使用されていました(´Д⊂ヽ
結局こんな感じになりました↓
各ドライバを傷つけずに取り出すのはなかなか神経使います(;´・ω・)
ここから各部の簡単な説明を(`・ω・´)ノシ
DDユニット
外径10mm。まだ詳しく検査していないので詳細は控えさせてもらいます。AliExpressで単品販売でよく見る類のモノではないか?と思われます。DDは加工如何で音の変化がありますので”DD用のブラケット設計用”として活用しようと思います。
BAユニット
写真上が”30095(WBFK-30095)”、下が”50060”になります。外観に”KZ”の刻印。
30095(WBFK-30095)はメジャーなBAですよね。今回の目玉は”50060”ですね。私自身初めて見る新規BAです。こちらは後日周波数特性を計測し、カスタムイヤホン製作に利用させて頂きます。
ネットワーク基板
風の噂に聞いた”DD用のコイル”は見当たりませんので「デマ」ですね・・・。(;´・ω・)裏面には部品の実装無しです・・・。
部品構成は以下の通りです。
R1:0Ω(ジャンパ抵抗?)
R2:8.2Ω (8R20)
R3:20Ω (20R0)
R4:4.7Ω (4R70)
※セラコンは不明の為省きます
時間があるときにでも、ネットワーク回路を”回路図エディタ”にて保管します(おそらく大した回路ではないと思いますが・・・。)
以上が分解手順と部品の構成でした。
あまりKZ-ZS10の中身に興味のある方がいるとは思いませんが、部品取りの作業ついでに記録として残させて頂きました。こちらの部品で気になる事があったらまたアップするかもしれませんのでその時はよろしくです(*'ω'*)
それではありがとうございました(`・ω・´)ノシ