カスタムシェル製作の工程①(備忘録2018_7_2版)
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カスタムシェル製作の工程①(備忘録2018_7_2版)

こんにちは(`・ω・´)ノシ

今回新しいカスタムイヤホンを製作にあたって、使用する”シェル”のストックが切れましたのでちょっと量産しました。

その際に「そういえばこれまでにそこそこノウハウが蓄積できたなぁ」と感じましたのでここで一旦”備忘録”という事で纏めたいと思います(`・ω・´)

①メス型の素材

先日記したまとめの時から、”アガー”一択になってます。また機会がありましたら、シリコンへシフトも予定しております。

アガーの自体の硬さや濃度もあるかと思いますが、私個人が使い易いと思った工程はこちら。

①50gのアガーを使用。耐熱容器(電子レンジ対応)に開けて、水でふやかし”300~400cc”くらいになるまで水を追加する(この範囲内ではアバウトでOK)

②電子レンジで加熱(600W4分~5分)泡立ち煮立つまで行う。

③レンジから取り出したら、”水を追加”して”500cc”まで増量する。その際攪拌しながら濃度を統一する(とても熱いのでやけどに注意してください)

④少し待って、気泡に注意しながら型に流し込み、固まるまで放置。

⑤保管は冷蔵庫で(でなければカビが発生します!!)

◎ココでのポイントは、”③”の工程なんです。レンジで煮立つと”気泡だらけ”になってしまいます。そこにお水を追加して攪拌するとある程度気泡が少なくなります。更に”④”で少し待つ事によって、更に気泡が少なくなります。

再利用する際には、水の減り方により水を追加するか判断しますが、アガーが沸騰して水分が蒸発しますのでたいていは水を追加する事になります。

とにかくアガーは”とろみのある高温の液体”ですので取り扱いには十分ご注意ください!

②UVレジンの選択

レジンの選択に関しては使われる方の”好み、予算、製作頻度”によりますので「これだ!!」というおススメは致しません(´・ω・)

またここでは自身で使用したレビューになりますので使用していないモノに関しては割愛させて頂きます(´・ω・)”太陽の雫”なんか高価で使ったことないんですよ(´Д⊂ヽ

①100均ショップUVレジン:単発のテストショットなどの場合。

中華製レジン(AliExpress経由):数を作りたい人、時間に余裕のある人

③光硬化樹脂「通称:369樹脂」:数を作りたい人、シェルを手早く製作したい人

①100均ショップレジン:

こちらのブログではまず最初に格安に製作しよう!という目的で、”100均ショップのレジン”を使用していましたが、これがなかなか”コスパが悪い!!”ですね(´Д⊂ヽ数を作れば作るほど割高です。私の場合カットアンドトライが多かったのでかなりの勉強代を100均ショップさんにお支払いしております(´Д⊂ヽ

②中華製レジン:

こちらでちょっと話題にしたものです・・・。まあこの記事読んで頂くと分かるのですが、格安ではありますが配送トラブルも手伝って到着に”約3週間”掛かりました・・・。おまけに3個中1個レジンが少し漏れてました・・・。配送トラブルが仮に無くても大体2~3週間は掛かりますので時間に余裕がある方は使ってみては如何でしょうか?(私?いやもう結構です( ゚Д゚))

使用感はとにかく硬い(高粘度)でした。高粘度という事は気泡がなかなか抜けないんですね・・・。(作業効率はかなり悪くなります)そして硬化が無茶苦茶早かった(大袈裟無しに硬化に約2秒)。硬化時の発熱もそこそこ。そして匂いは”サ○ンパス風”・・・。(湿布薬のクールな香り・・・。)

店を選べば”369樹脂より”コスパは良いです(´・ω・)

③369樹脂:

自作される方にはド定番の樹脂ですよね。硬化前の粘度も低いため型に流し込む際の気泡発生も極めて少なく、併せて攪拌した際の気泡の抜けは抜群(30~60分放置していれば大体無くなる)硬化後の加工も容易。欠点は2つ。1つは液状の時から”クリヤイエロー”である事。もう1つは匂いでしょうか・・・。匂い関しては防毒マスクを使用すれば問題ありませんが、”クリヤイエロー”はどうにもなりませんので悔やまれます・・・。

全てのレジンに言える事なのですが、メス型に注ぎやすい容器に一旦移し替える事をおススメします。

369樹脂は缶のまま注ぐのは大変ですし、また100均ショップレジンなんかはチューブから絞り出す際に気泡が発生します。

ガラス瓶がおススメです。

今回は主にマテリアルを使用する工程と個人的レビューとなりました。次回は”シェルの加工と失敗例の原因と対処”を記したいと思っておりますのでよろしくです(´・ω・)

それではありがとうございました(`・ω・´)ノシ

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