こんにちは(`・ω・´)ノシ
やっと腰痛が収まりました(´Д⊂ヽ数年前も患いましたが、本当に長引きますよね・・・。これで行動範囲の制限は無くなったというところでしょうか?
まだ回復したばかりですので安静にしておかないと再発するかもしれませんので細心の注意を払って行動します(´・ω・`)ノシ
さて今回は以前アップしましたエレコム製イヤホン「HH1000A」のリモールドを行おうと思います。
まあいろいろありますので順を追って記したいと思います・・・。
①ドライバユニット部のブラケット製作
まず、筐体を分解して取り出した”ドライバユニット”の外径より約2mm大きいレジンの塊を2個作ってみます。形は大きめであればある程度適当に形成します(後から切削するので大丈夫)完全に硬化させるためにUVを長めに照射します。
②切削形成作業
”ドライバユニットと筐体のカナル部分”をじっくり観察しながら切削します。レジンの無垢を削るのですが”3段”に切削加工をしました。
1段:1番大きな内径切削→ドライバユニットの外径に合わせた切削。
2段:2番目に大きな内径→実際のドライバユニット(DDの音道)とカナル部分の内側のくり抜きの寸法に切削。
3段:音導管を通す穴:カナル部分の音道の内径に合わせて切削。ただし後で加工出来る様に小さめに開けました。
これであらかたの形成は完了です(´・ω・`)
③シェル加工
シェルのカナル部分を空洞化、実物のカナルと同径のシリコンチューブを通し製作したブラケットを合わせてシリコンチューブとシェルの間(空洞部分)にレジンを流し込み硬化固定します。シリコンチューブを引っ張ってシェルより抜き出し、ほぼ完成となります。
ドライバユニットを取り付けるとこんな感じになります↓
④周波数特性の比較測定
加工前と加工後の周波数特性の比較をします。
当然ながらシェルが変わりますので”少々”の変化は覚悟していたのですが・・・。
ここまで変わりますか・・・。( ゚Д゚)
赤が加工前、青がリモールド(仮)・・・。
DDはリモールドで音質が変わるという事がおそらくこういう事なんでしょうね・・・。(;´・ω・)
ここからいろいろとシェルへの加工を施したんですが、”オリジナルに近付ける”事が出来ませんでした・・・。(´Д⊂ヽ
DDユニットを含んだリモールドは何かしらのコツと経験が必要なんでしょうね?(もしくは完全に再現不可か?)
音が変わったので面白いじゃん!!と考えたかったのですが、今回のリモールドはオリジナルを重視したいという思いがありますので敢えて、”一旦ふりだしに戻りたい”と思います(´Д⊂ヽ
こちらのリモールドは少々時間が掛かるかもしれませんが、絶対に諦めません・・・。
という事で、リモールド(リシェル)をDDユニット込みのイヤホンで考えておられる方は十分ご注意ください!!
それではありがとうございました(`・ω・´)ノシ