こんにちは(`・ω・´)ノシ
今シリーズは”3dプリンターでイヤホンのシェル(ユニバーサル)を作ろう”という企画モノで進めてきました。
念の為、今までの経緯はこちら↓
第一弾:Fusionで3Dデータを作ってみよう→こちらへどうぞ
第二弾:データを3Dプリンターに使えるデータに変換しよう→こちらへどうぞ
今回はいよいよ、3dプリンターで製作してみます(`・ω・´)ノシ
①プリンター本体付属のレジン槽に、3dプリンター専用レジンを120g注ぎます。
レジン槽の写真は外れている状態のモノです。このプリンターを使用されている方のレビューには、レジン槽の作りが悪く”液漏れ”を起こした事がある様で、一旦本体より取り外し(キャップボルト×2本 付属の六角レンチで外せます)、水を入れてみて漏れないか確認を推奨してました。もし六角レンチが紛失または欠品(外国製なのでもしかしたら)していたら、サイズは”対辺2,5mm”のモノをご用意、購入してください。
実は私の場合、レジン槽の内側(黒枠の内側)の面を見ると、傾斜になっている部分があるのですが、その垂直の側面から傾斜になっている境界線の様になっているので、それを目印にレジンを注いでます。
一応120gがメーカー推奨なのでそれで失敗しても、当方は責任を負いませんので自己責任でお願いします。
②SDカードを本体にセット。ダイヤルスイッチを押してスタート。
ダイヤルスイッチの真下にSDカードのスロットがありますので、カードを裏にして差し込みます。(裏表間違うと刺さらないのでわかると思います)
SDカードセット後ダイヤルスイッチを”押す”と、スイッチのLEDが緑(待機状態)から赤に変化します。
UV照射中はスイッチのLEDは明滅し、本体脇の放熱(多分)孔からはUVの光が確認出来ます。
前回、”thickness”の設定を説明した際、「まずは、試しに”Fast”をおススメします」と書かせて頂きましたが、その事がここで明らかになります・・・。
最初の印刷は”Best”で実行した訳ですが、造形的にも比較的小物(全高約30mm)だった為高を括っていました・・・。
完成までの所要時間、なんと・・・。
10時間‼
私もブログを書いてる手前、時間は計測しておこうと思っており目もあまり離せず監視する事”10時間・・・”
それはある程度時間の掛かるモノと意識はしていましたが、まさかの2桁時間・・・。(´Д⊂
のちに設計し直したシェル(全高はほぼ同じ)を”Fast”で印刷したところ、”2時間20分”で完了しました(。-∀-)
印刷時間は、全高が増えると時間も増えます。よって、条件的には全高がほぼ一緒なので計測は単純に”デフォのBestかFastかの違い”です。
そして、10時間後・・・。(´Д⊂
ダイヤルスイッチのLEDが緑に変化し、印刷終了を知らせてくれます。
③完成品の取り出し~完成(。-∀-)
ヘッド上部のノブを緩めて、ヘッドを取り外します。レジンで濡れていますので清掃が大変です(>_<)
またレジン槽に残ったレジンは、汚れなど確認しながら回収し再利用します。
印刷物はヘッドに密着していますので、ヘッドを痛めない様に樹脂製のスクレイパを使用して剥離します。
剥離後、小瓶に印刷物を入れてIPAアルコールを注ぎ、表面の未硬化レジンを落とします。
私はこれを使ってます。
洗浄後、UV照射でトドメの硬化
硬化後、外見の観察。
シェル内側にサポートが入っているので、外観があまり良くない・・・。
サポートも簡単に除去できるが、サポートの跡が消えずブツブツが見える(。-∀-)レジンがクリヤだった事が仇となりました(>_<)
おまけにR側のカナル部分が・・・。
L側は問題なかったのに、何故か”脇に穴”が出来ている・・・。
色々と失敗をし、改めて再設計をして製作し直したモノがこちら↓
中空での製作を諦めて、”シェルの木型を製作する”というコンセプトに方向転換しました。
最大の利点は左右対称のモノが手軽に設計、製作出来る事でしょうね(*´ω`*)
これを基に型を起こし、早速シェルを作ってみました↓
なかなかいいモノが出来ました(*´ω`*)苦労した甲斐があるモノです。
3回に分けてアップしました”3Dプリンターでイヤホンシェルを作る”でしたが、如何だったでしょうか?
これから3Dプリンターを使ってみようかな?って思われた方の参考になれば幸いに思います(`・ω・´)ノシ
次回は、ちょっと面白いモノを入手したので”それ”を弄ってみたいと思います(。-∀-)
それではありがとうございました(`・ω・´)ノシ
まあでも・・・。
トータルで・・・。
疲れた・・・。(´Д⊂